肝臓の数値を理解して肝機能を回復しよう!

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1、食生活を見直す

ここでは、肝臓の数値を下げるために気をつけたい、食事のポイントをまとめています。

肝臓の数値を下げる食事とは

肝臓の数値が高く、そのままにしていると、脂肪肝や肝硬変など、どんどん深刻な肝臓の病気に発展してしまう恐れがあります。

深刻な肝臓の病気になると、徹底的な食事療法と治療が必要になってしまうので、肝臓の数値が高いかな、という時点から、自発的に食生活を見直すことをお勧めします。

食生活を見直すポイントは、バランスの良い食事をすることです。

コレステロール、中性脂肪、血糖値を上げないこと、自分の年齢や性別にあった適正なカロリー摂取に止めることを心がけましょう。具体的に気をつける点を挙げました。

<揚げ物はNG、肉より魚を選ぶ>

カロリーの高い食事として揚げ物は有名ですね。油はどうしてもカロリーが高くなってしまいます。
油を多く使った炒め物も油を必要以上に摂ってしまうので避けましょう。極力油を使わない調理方法を選ぶべきです。

また、肉は飽和脂肪酸を多く含んでいるため、コレステロールを上げてしまいます。

同じたんぱく質でも、魚のほうがカロリーが低く、特に、青魚は逆にコレステロール値を改善してくれる働きがあるので、できるだけ肉より魚を選ぶようにします。

どうしても肉を食べたい場合には、脂身は極力食べないようにしましょう。


<炭水化物を食べ過ぎない>

ご飯や麺類、パンなど、主食となる炭水化物ですが、食べ過ぎると血糖値や中性脂肪が高くなってしまい、意外にカロリーも高いものです。

野菜や魚を十分に食べ、炭水化物は少なめが基本です。


<野菜はたっぷり食べる>

野菜が体に良いことは百も承知ですね。野菜はカロリーも低く、血圧をコントロールする働きもあります。

毎食必ず、野菜をたっぷりと食べましょう。野菜をたっぷりと食べれば、その分、ご飯やほかのおかずの量が少なくなり、カロリーや脂肪のコントロールにも役立ちます。


<甘いものはNG、果物ならOK>

お菓子などの甘いものは、どうしてもカロリーが高くなってしまいます。

甘いものが食べたいなと思ったら、果物を食べることをお勧めします。果物はカロリーが低めで、ビタミンや植物繊維を豊富に含んでいるので、健康や美容の維持にも最適です。

しかし、果糖を含んでいるので、食べ過ぎは禁物です。


<禁煙・禁酒がベスト>

肝臓はもちろん、ほかの病気のことも考えると、タバコはできるだけやめることをお勧めします。

お酒も肝臓に負担をかけるため、禁酒が望ましいですが、無理な場合は、1回のお酒の量を減らすこと、最低でも週に2日はお酒を飲まないことを心がけます。

何曜日と何曜日はお酒を飲まない、など、最初から決めておくと実践しやすいでしょう。


肝臓の病気が進行してからでは、食事療法をするにしても大変です。

肝臓の数値がちょっと高いかな、という程度から、上記のような食事を心がけ、肝臓の数値を下げる努力をしていきましょう。